slackのSAPとの提携

周りの人何人かからコメントを求められたのでメモ。

SlackがEnterprise Gridのリリースと合わせてSAPとの提携を発表しました。

jp.techcrunch.com

Enterpsise Grid自体は期待できますね。

BIツール連携みたいのも考えているみたいでエンプラIT屋として、Sharepointや糞手組みポータルに変わる社内コミュニケーション手段として胸躍るものが有ります。
記事中にも有りますが、企業知識ベースを意識したFacebookWorkplaceMicrosoftのTeams、Jive、CiscoのSparkといった最近新たに出てきているトレンドかと。

ただSAPとの提携の話を合わせてリリースしたのはEnterprise Gridリリースの釣り感があります。

SAPとの提携とは

Enterprise Grid、関係ありません。

SAP的には、経費精算のConcur、人事管理のSuccess Factors(SF), PaasのHANA Cloud Platformの3クラウドサービスに係るchat botをリリースしたよ、という話。

Enterprise Gridと関係なく利用可能です。

botの詳細は以下参照。

 

Concur Labs

まだベータ版のようですが、旅程の確認や経費精算のレシートアップロード、経費精算申請に対応しているよう。

Driving Conversational HR with the New SAP SuccessFactors Slack Bot | SAP Blogs

SF上でのアクティビティやアチーブメントの登録やフィードバック、レビューなんかができるそうな。

HCPに関する情報はまだなさそう。

Slack提携へのSAP屋としての期待

SAPとしてはSAP Jamやワークフロー関連のタスクリストなど、コラボレーション系のツールはあるものの統合は進んでいない印象。
ビジネスソリューションというよりもプラットフォーム型のソリューションで、既にFacebookMicrosoftなんかはSNSで培ったノウハウを持っておりSAPが新たに入り込むのはどうかなぁ、というのが個人的見解。

餅は餅屋というか、SAPとしてSlackやそMicrosoftFacebook等のソリューションと連携してワークフローやコラボレーションを実現していくような形にすすんでほしいなぁ、などと。