議事録書くのは何のため?
どうも、新人時代、いきなり要件定義の案件に放り込まれて、ロジ系から会計、人事、管理会計まで全業務領域の議事録を毎日死にそうになりながらグーグル先生と仲良くしながら書いていたものです。
私はエンプラSIな人間なのでシステム開発な現場を前提に書きますが、システム開発やそれ以外の場面でも議事録を書くことってあると思うんです。
今日は議事録って、何のために書くんだろう、というお話。
議事録は参加者間の認識合わせのため?
議事録は参加者や参加してない人の間の認識合わせのためのもの。
個人的にはこれだけでは20点だと思ってます。
よく、上記のような前提で
「でもこのお客さんは言ったことすぐひっくり返るし、議事録なんて書く意味内から。Todoとかは別で管理するし。」
とか言いながら、議事録なんて作らない、という現場を嫌という程見てきました。
結果、何が起きるか。
当然ながら、お客さんは前回言ったことは覆します。
で、問題はもっと時間を置いてから起こります。
工程が進み、テスト、運用設計等。稼働が近づくに連れて起きること。
というか起きなかった現場見たこと無い。
『あれ?これってなんでこんな仕様なんだっけ?』
『この処理いるの?なんでこんな処理追加してあんの?』
『このサーバーのパラメータ、なんでこんな値に書き換えてんの?』
で、回答。
『当時の担当者リリースしちゃったんでわかりません!』
『いらないんじゃね?消して問題あったらなんか起きるっしょ。』→稼働後障害
消さなかったら消さなかったで、
// よく分からないからけど動いてるから触っちゃダメ
的なコメントが残ったり。。。
議事録は経緯を残すためのもの。
SIにしろ、何にしろ成果物は結果でしかありません。
もちろん構成管理ツールやチケット管理とかをしていれば変更も見えるし、経緯を追うには有効です。
ただ、ものを作り始める以前やセールスの段階など、ゆる~い段階で、ことの経緯を記録するには議事録というのが、情報共有にもなるし、いいかなぁ、と。
なので、個人的には決定事項だけ書くのではなく事のやり取りの経緯や発言者も含めて書くほうが好きです。
ということで、無駄に成果物の体裁整えたり、綺麗なドキュメント作るために時間かけるなら、議事録書いたほうが全体の品質は確実に上がるとおもいますよ、という話。